社会人となり、まずはじめに働く時間の長さに驚いた。いわゆるサービス業であったこともあるが、学生のアルバイトで時間が区切られていた時とは違い、正社員として働く事には、時間制限が存在しないことに衝撃を受けた。
その頃の自分は、お店を運営するためには、常に自分がお店という現場にいることが必要であると考えていた。売り上げ達成のために、常に商品の数を適正に保ったり、費用対効果を考えて人の配置を最適にしたりと、運営のためには自分が常に、お店に居ることが必要であると考えていた。休みの日も、上司からメールへの返信を求められたりと、常に緊張状態であり、働く時間への疑問、働くことへの疑問が自分の中でふつふつと湧き上がり、働く事が辛くなった経験がある。
とはいえ、周りの人には恵まれていた為、当時の同期と休みを合わせてドライブにいったり、悩みを打ち明け励まし合ったりと、ストレスを発散する場が自分にあることは大変ありがたかった。
今、当時の状況を振り返ると、工夫次第で、もう少し働きやすくする事ができたのではないかと思う。当時は、残業が大変辛く、結局転職という道を選択してしまったが、もう少し広い視野を持つことで、働く時間をコントロールすることができたのではないかと。
実際、全く違う業界ではあるが、現在は定時で帰ることができている。というより、定時で帰るようにしている。それは、たくさんの職場で、様々な考え方を持つ方々との出会いの影響が大きい。
職場での時間は、ある意味、家族と過ごす時間よりも長いという方も多いことと思う。現実は、仕事そのものは勿論、人間関係に悩んだりすることも多い。だが、その職場での時間を少しでも楽しく、幸せに溢れた時間にするために、どうすると良いかを考え続けることが今の自分にできることであり、日々の経験や学びをブログで発信していきたいと思う。