働きやすい職場の条件とは?

人間関係の疑問

 この人と一緒に仕事をすると楽しいという気持ちが湧いたり、安心感を抱くこともある。反対に、この人とは二度と一緒に仕事をしたくないというマイナスの感情を抱くこともある。一緒に働く人がどんなパーソナリティーを持っているかは、自分自身の仕事へのモチベーションに大きく影響する。当然、前者のパターンの方が、働きやすい職場であると言える。
 一緒に働く中で、怒りや苛立ち、マイナス感情のコントロールは本来であれば、自分自身で消化することが大前提であるが、どうしても周囲に怒りをまき散らす事でストレスを発散する人は存在する。そのような自己中心的なヒトに対し、ある人は、完全に関わらない態度をとることで自分の身を守る。ある人は、ごまかしながら表面上の付き合いをし、次第に疲弊していく。
 仕事そのものがストレスになることもあるが、一緒に働く人との間にストレスを抱えてしまうと、余計に重荷がのってしまうこととなる。重荷は、職場の皆が背負っていることに、最近よく気づかされる。この人とは一緒に仕事をしたくないと思っている人も、一緒に仕事をしたくないと思われている人も、どちらも辛くきつい思いをしているという事実。マイナスの感情は伝染してしまう。
 このような状況を打開する為にはどうすると良いかを考えるが、ヒトは簡単には変わることはないため、誰にとっても働きやすい職場の実現は一筋縄ではいかない問題だ。そうであれば、ヒトはそれぞれに違って当たり前であることを受け入れる事、何のために同じ組織で仕事をしているのか一人一人が見つめ直す事、お互いにとって働きやすい職場にするためにどうすると良いかを話し合う場を持つことが打開策であるように思う。数多ある会社で一緒に仕事をしているのだから。

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